PROJECT : Studio Shochu

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  • Concept & Design as a Co-founder
  • For ゲリラ的に東京に集う、新しい焼酎の切り口
  • V.I. / Logo / Card / Label / Poster / Banner / Menu
Studio Shochu ルックをみる(文章を飛ばす)

焼酎飲み会が高じて結成に至った、建築家/編集者/デザイナーの四人から成るスタジオショウチュウ。その発起人の一人として、その企画や運営、またブランドデザインを中心としたグラフィックデザインを担当しました。ゲリラ的に開催されるスタジオショウチュウ企画のイベントは、毎回焼酎ならではのテーマを設定し、酒蔵の選定から提供に関するプレゼンテーション、そしてテーマのヴィジュアルアイデンティティを構築します。

初回となった七月一日の試飲会では「農から始まる焼酎」と題し、農業と原料である芋に焦点を当て、各ボトルのセレクションを行いました。渡邉酒造場と白石酒造、焼酎業界では珍しい芋の自社栽培を行っているこの二蔵より各三種の焼酎を選定。品種単一のボトルから、ヴォンドンジュミクストと呼ばれる所謂「混醸法」で仕込んだボトルまで、素材や製法のこだわりを感じることのできるラインナップにしました。

味覚で楽しむリキッドとしての焼酎から、嗅覚を刺激し香りも楽しむようになったアロマとしての焼酎。その魅力を伝える会のメインヴィジュアルとして、「揺蕩い」と「朧げ」をデザインにおけるキーワードとしてグラフィックを展開しました。「気体となって広がる芋の香り」そんな焼酎のある時間を楽しむ空間にしたいという思いから、円に滲みを加えたモチーフを基調にグラフィックを展開し、農を思わせるカラーリングや紙の選定などを行いました。

各ボトルラベルには、芋の断面図としてその色や味わいの特徴をカラーリングしたものをメインに、芋の品種をタイトルとしたグラフィックを構築しました。

また伝統ある焼酎が製法や嗜まれ方、そしてその文化がアップデートされたように、そんなイベントを捉える写真もアップデートできればと思い、メインをクラシカルな中判フィルム機であるPentax 67で撮影し、中判デジタル機であるHasselblad 907x 50c IIでのデジタイズを行いました。16bitの色深度が捉える豊かな色彩が、さまざまな色のある焼酎の新たなシーンを刻めればと思います。

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